CodeCampの料金が1レッスン6,950円と安すぎる理由と特徴を現役プログラマが解説

プログラミング
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「コスパが良くて信頼できるプログラミングスクールで学びたい。」

そんなふうに思う方には、教わる先生を毎回選べるCodeCamp(コードキャンプ)が一押し。

レッスン数をベースに比較すると、オンラインプログラミングスクールの中で圧倒的に安いのです。

理由はチャットサポートがなく、また講師が専任講師制ではないから。

また、コースもWebプログラミングとスマホアプリに分野を絞ってあるところも、安さの理由になっていると考えられます。

ただもちろんCodeCampがすべての人に良いわけではなく、向き不向きがあります。

現役プログラマから見たCodeCampの講座の安さの秘密と特徴、活用方法など紹介していきます。

CodeCampの料金が他のプログラミングスクールと比較して安すぎる理由と特徴

CodeCampは資本金1億円で2012年に設立され、東証一部上場の企業を主要株主にもつ、大手プログラミングスクール。

まずは、他の大手オンラインプログラミングスクールと比べた特徴を明らかにしておきますね。

CodeCampと他のプログラミングスクールの料金比較

下記は、2020年8月14日現在の料金を比較した表です。

条件を合わせるために「プログラミング初心者」向けで、期間が3か月程度の講座同士で比べてみました。

1回のレッスン金額は【価格÷レッスン数】で算出しています。

スクール名コース社会人価格レッスン数1回のレッスン金額チャットサポート
CodeCampWebマスター
4か月
248,000円
+30,000円
(入学金)
40回
(1回40分)
¥6,950

×
TechAcademyはじめてのプログラミング
12週間
249,000円12回
(1回30分)
¥20,750
侍アカデミーデビューコース
12週間
209,400円
+29,800円
(入学金)
12回
(1回60分)
¥19,933
×
TECHBOOSTオンライン
3か月受講
89,400円
+184,800円
(入学金)
12回
(1回60分)
¥22,850

一回当たり 6,950円 と決して安い金額ではないですが、こうやってレッスンごとの金額を比較してみると、CodeCampがダントツ安いことが分かりますね。

なおCodeCampは2か月・4か月・6か月と期間ごとに料金が変わります。

期間ごとの料金は次のとおり。

 料金(税抜)レッスン数学習時間目安(週)
2か月プラン148,000円20回20~25時間
4か月プラン248,000円 40回10~15時間
6か月プラン298,000円 60回5~10時間

*入学金3万円別途必要

CodeCampにはユーキャンの講座もある

ちなみにCodeCampの講座は、2019年から通信講座サービス「ユーキャン」でも受講できるようになりました。

「とにかく安く手軽にWeb制作やPHPの基礎を学びたい」という人には、こちらも良いかなと思います。

ユーキャンの「プログラミング入門コース」の概要は下記のとおり。

  • 期間目安:学習期間3か月+サポート期間3か月
  • 個人レッスン(40分):6回
  • 課題添削:1回
  • 受講料金:64,440円(6か月)

ただ学べるのは基本部分だけなので、しっかりプログラミングを学習したい人には物足りないかと思います。

CodeCampが安い理由はオンライン英会話スクールと同じシステムだから

安さと手軽さが売りのユーキャンでも出張講座が可能というのは、なかなか、すごいことですよね。

CodeCampはなぜここまで、圧倒的に安くプログラミングスクールを運営できるのか。

僕は、理由は、下記の2点だと考えています。

  • チャットサポートがない
  • 専属講師がいない

一言でいえば、CodeCampは【オンライン英会話スクールと同じシステム】を取っているのです。

CodeCampにはチャットサポートがない

CodeCampにはチャットサポートがありませんが、多くのオンラインスクールにはチャットサポートがついています。

ただ先ほどの表を見て頂くと「侍アカデミー」にもチャットサポートがありません。

ただ侍アカデミーにはコースがふたつあり、389,400円(税別)の「エキスパートコース」を選べば、チャットサポートがついてきます。

【侍アカデミーのコース別価格】

コース社会人価格レッスン数チャットサポート
デビューコース12週間209,400円(社会人・税抜)+入学金29,800円12回(週1)×
エキスパートコース12週間389,400円(社会人・税抜)+入学金29,800円12回(週1)

チャットがつくと、18万円アップ。 一気に高くなりますよね。

スクール側としてはチャットサポートを置けば、質問があろうとなかろうと、すぐに応対できる体制にしておかねばならない。

CodeCampはチャットサポートを削る代わりに授業数を多くし、差別化をはかっていると考えられます。

なお侍アカデミーでは専門講師がチャットサポートも対応するので、人件費が高くなると予想されます。

CodeCampには専属講師がいない

CodeCampが他のスクールと違うもうひとつの点は、専属講師がいないこと。

多くのスクールでは、各受講生に専属講師を付ける体制を取っており、これを売りにもしています。

一方CodeCampでは受講生が毎回先生を選べるようになっています。

CodeCampの講師選択画面

受講生側は「どうも相性が合わない」と感じたら我慢せず、気軽に他の先生を試してみることができる。

そしてCodeCamp側は講師を拘束する必要がなくなります。

CodeCampは経歴とキャリアで先生を選べる

なおCodeCampで先生を選ぶ時は、経歴やキャリアをベースにフィルタリングをかけられます。

次のように「子育て中」や「起業・独立経験」「IT大手勤務経験」といった基準で絞り込むことができるようになっています。

CodeCamp講師選択フィルタリング

ここまでフィルタリングができれば、自分の性格や目指すキャリアにあった講師を見つけ出せそうですね。

講師のプロフィールや特徴・コメントなども事前にしっかりチェックできます。

「Webデザインに強い人に学びたい」「PHPに詳しい人から学びたい」など、その時々の希望に応じて、都度、講師を変えていくことも可能です。

チャットサポート不要で主体的な人にはCodeCampがおすすめ

チャットサポートなし、専任講師制なし、という理由でCodeCampの料金は他よりも抑えることができていると推測できます。

また、CodeCampでは、毎週レッスンを予約する必要もなく、受講生は自分が好きなタイミングでレッスンを受けられます。

「しがらみを感じず、先生を自由に選びたい」

「チャットサポートはいらないから、その分、安い価格でいっぱいレッスンを受けたい」

「自分に必要なタイミングでレッスンを受けたい」

こんなふうに思う人には、CodeCampがおすすめです。



言い換えると、忙しくてレッスンを受けられずにいたりすると、未使用のレッスンがいっぱい残っていて消化しきれないという事態にも…。

つまりCodeCampは、自分で主体的にレッスンを受講できる人でないと、難しいでしょう。

 

なお、CodeCampのおすすめの講座は、デザインマスターコースか、Webマスターコース。

下記の記事で「初心者で在宅プログラマになりたい人」向けに理由と活用法を紹介しているので、該当する方は、本記事と併せて参考にしてください。

CodeCampの体験レッスンを受けてみよう

「CodeCamp、気になるな」と思ったら、一度体験レッスンを受けてみてください。

CodeCampサイトの「無料体験レッスンを試してみる」から希望の日時を選んで予約できます。

無料体験レッスンで必要なツール

体験レッスンはGoogleハングアウトを使います。

なお体験レッスン予約後に事前にCodeCampからメールが送られてきます。

メール内のリンクをクリックすれば、事前に「環境チェック」を行い、ビデオ通話の動作確認ができます。

無料体験レッスン中、または後にしつこい営業はあるか

体験レッスンなどを受ける際には、「営業トークがあるかどうか」気にかかりますよね。

僕は営業トークが苦手なので、特に気になります。

以前体験レッスンを受けてみた妻の話によると「CodeCampではしつこい営業は全くない」とのこと。

妻

体験レッスン中も、こちらが聞きたいことに焦点をあてて、話を進めてくれたよ。

とのことです。体験レッスン後は、時々メールが送られてきたりはします。

なお体験レッスンは40分間ですが意外とすぐに終わってしまうので、あらかじめ聞きたいことはまとめておいたほうが良さそうですよ。

妻

あ、あと体験レッスンの後は、アンケートがあります。

3日以内に答えれば、講座料金が1万円引きになるクーポンがもらえますよ。

クーポンの使用期限は発行後7日間。早めに申しこまないと期限切れになっちゃうので気を付けてくださいね。



まとめ

  • CodeCampは他のスクールと比べてコスパが良い
  • チャットサポートと専属講師がないことで講座料金をおさえている
  • 講師は自分の目指すキャリアや学びたい分野に合わせて選択できる

たくさんレッスンを受けたい人には、コスパ的にいちおしのスクールですね。

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