git でブランチを作る方法です。
ブランチを作る意味
ソフトウェア開発していると、
- 製品版として公開しているもの、
- 新しいバージョンを開発しているもの、
- 新しい機能を開発しているもの
と、3通りのバージョンが発生します。
また、製品版に出たバグをすぐ修正しなければいけなかったり、新しいバージョンの開発間際になって細かい調整やバグ修正のみの段階では、別バージョンとして管理したほうが、間違いが発生するリスクが減ります。
なので、開発ごとに適したブランチを作るようにしましょう。
ブランチ名の一例
このような開発フェーズによって使われる一般的な ブランチ名について紹介します。
- 製品バージョン
master - 次回リリース用バージョンの開発
develop - 新規機能の開発用
feature-*
たとえば feature-payment1 など
developブランチから分岐して作り、開発終了したらdevelop へマージする - 次回リリースの準備用
release-*
たとえば release-1.0.0 など
developブランチから分岐して作り、作業終了したらdevelopとmasterへマージする - 製品バージョンのバグ修正用
hotfix-*
たとえば hotfix-bug5-11 など
製品に発生したバグを優先して修正する時に使用する
master から分岐して作り、修正後にdevelopとmasterへマージする。
ブランチの作成コマンド
コマンドラインでの作成手順です。
新しくブランチを作る手順
1. まず作成するブランチの分岐元のブランチに切り替えます。
git checkout ブランチ名
例:
git checkout master
2.現在のブランチを分岐して新しいブランチを作成します
git checkout -b 作成するブランチ名
例:
git checkout -b hotfix-bug5-11
3.ブランチ一覧を見る
git branch -a
-a: リモートとの同期用のブランチも表示するオプション
4.リモートに新規ブランチを登録
リモートレポジトリ origin へ登録する方法です。
git push -u レポジトリ名 作成したブランチ名
git push -u origin hotfix-bug5-11
リモートブランチからブランチを作る方法
ついでに、リモートブランチからチェックアウトする方法です。
git fetch
git git checkout -b ローカルに作成するブランチ名 origin/作成元のリモートのブランチ名
例:
git git checkout -b hotfix-bug3 origin/hotfix-bug3
どれが正しいバージョンなのかがわからなくなったり、開発中のソースファイルが消えてしまったり、どこにあるのか行方不明になることはよくあることです。
そんな事態を防ぐため、ブランチを作成して開発を管理するようにしましょう。
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