PHP初心者が、プログラミングスクールなどのPHP教材で挫折する意外な理由と、教材の選び方を現役プログラマーが解説!

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初心者用のPHP教材で学び始めたものの、思ったよりも難しくて挫折してしまう人は結構います。

「自分には才能がないんだ。」「こんなの初心者用じゃない!」

と自信をなくしたり、ストレスを感じたりして学習を続けられなくなってしまう。

ですが問題は学習者側ではなく、教材を作成する側にあります。

多くの「初心者向け教材」は、その教材に必要なレベルを提示できていません。

挫折せずにPHPを学びたい方のために、失敗しない「初心者向け教材」の選び方を紹介します。

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PHP初心者が、プログラミングスクールなどのPHP教材で挫折する意外な理由と、教材の選び方を現役プログラマーが解説!

プログラミング初心者の3つのレベル

実はプログラミング初心者には、大きく分けて次の3つのレベルがあります。

  • レベル1:何もかも初心者の人
  • レベル2:HTML/CSSは分かる人
  • レベル3:他のプログラミング言語が分かる人

世の中の「初心者向け教材」は、この3つのレベルが入り混じってしまっています。

3つのレベルの内容を把握して、あなたにピッタリ合ったものを選ぶようにしてください。

レベル別に解説していきますね。

レベル1:何もかも初心者の人

最初のレベルは、プログラミングどころかHTML/CSSも分からないレベル。

「アメブロや、はてなブログなら使ったことはある」

「Wordpressを使っているけどHTML/CSSを書き換えたことはない」

といった人が含まれます。

PHPに挫折する理由

何もかも初心者レベルの方は、PHPを学ぶための土台なしにPHPを始めるようなものです。

言って見れば、足し算や引き算も分からない状態で、掛け算や割り算をやらされる感じ。

 

もはや挫折して当然ですね。

まずは基本となる知識を得てから、PHPにチャレンジしましょう。

最初に行うべきステップ

おすすめなのは、まずはHTMLとCSSについて学ぶことです。

PHPを学ぶということはウェブサイトを作りたいからですよね。

ウェブサイトは、「HTML」というマークアップ言語を使って書かれ、「CSS」で装飾されています。

たとえば、この記事の冒頭部分は、下図のような表示になっています。

表示される部分

この部分は、本当は次のようなHTMLコードで書かれているんです。

HTMLでの表示

このコードの意味は今説明しませんが、上図で黄色マーカーを付けた部分のように、ブラウザには表示されていない<と>の記号や英語の記号が書いてあります。これがHTMLです。

そしてHTMLに対しCSSでデザインを指定します。

そんなわけでウェブプログラミングを学ぶなら、HTMLとCSSの基本知識は必須です。

おすすめの教材

PHPの教材ではなく、まずはHTMLの基本から学べる本を選びましょう。

学校に通って学ぶ方法もありますが、HTMLであれば、独学でも習得可能ではないかと思います。

安めにすませたい場合には、まずは、ひとりで頑張ってみることをおすすめします。

下の書籍などがおすすめの教材です。

  • スラスラわかるHTML&CSSのきほん 第2版

Javascriptはないので動きのないページになりますが、スマートフォンでもパソコンでも表示できるページまで作れるようになる参考書です。

  • 1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座

こちらも丁寧に説明されています。どちらの本でもよいと思います。

HTML、CSSがわかるようになれば、レベル2に到達です

レベル2:HTML/CSSは分かる人

2つ目の最初のレベルは、HTML/CSSが分かるレベル。

例えば、自分のブログをWordpressなど使って運営していて、HTMLやCSSを実際に作ったり修正したりしている人です。

PHPに挫折する理由

このレベルの人がPHPに挫折してしまうのは、難易度が高すぎたり、サポートが手薄な教材を使うためです。

何とか初心者向け教材を理解しても

「結局、なぜこれを行っているのか分からない」

「なぜ、これがこうなるのか理解できない」

という状態の人もわりと多いです。

なお誤解されることもおおいのですが、HTML/CSSは「マークアップ言語」であり、プログラミング言語ではありません。なので言語の仕組みもかなり違っています。大きな違いとしてはプログラミング言語には命令があることですね。

初めてプログラミングの仕組みを学ぶ時には、やはり、それなりに高い壁を乗り越えねばなりません。

ちなみに、プログラミング言語同士はかなり似通ったところがありますので、一つ学んでいれば、二つ目の言語を理解するのに、かなり時間が節約できます。

最初に行うべきステップ

レベル2の人におすすめなのは、PHPの基礎を一通り学べる動画教材を使う方法です。

1ヵ月1,000円程度のものが多く、それほどお金はかかりません。

動画教材については、別の記事で紹介しているので、詳しくは、こちらをご覧ください。

おすすめの教材

プログラミングを初めて学ぶときは、理解しただけではPHPは習得できません。使ってみることが必要です。

英文法と単語だけ知っていても、英語が流ちょうに話せないのと同じです。

こういった観点から、おすすめの教材は、動画であればPaizaです。

理由としては、動画講義のあとに必ず「演習」が含まれているので、自分が理解できているかをチェックできるからです。

ドットインストールも動画で学べるサイトですが、この段階の人にはあまりおすすめできません。

短い動画で濃い内容になっていてよいのですが、ある程度プログラミングとかパソコン環境などの知識がある人でないと厳しいようです。すこし経験を積んだ後、自分に足りない分野の技術を補完するのには良い教材だと思います。

本であれば、こちら。
・・・・・・と思い、書籍も調べたのですが、なかなか1冊で学べるというものが見つかりませんでした。

僕の意見では、1冊2000円ぐらいするなら、とりあえずPaizaを2カ月やったほうが良いかと思います。どうしても、紙面の都合で動画よりも省略した説明になってしまいますし。

なお、ざっと学んだ後は、自分で色々と作ってみてくることをおススメします。

まずPHPの基礎を固めるという意味では、ちゃんとしたウェブサイトをつくる必要はありませんが、PHPでHTMLを出力してウェブページ表示させながら、いろんなPHP機能を使ってプログラミングしてみるとよいですね。

完全独学では厳しい場合、スクールに登録するのも手です。

レベル3: 他のプログラミング言語が分かる人

3つ目の最初のレベルは、他のプログラミング言語を習得している人。

たとえば Java、C言語 などです。

PHPに挫折する理由

このレベルの人は、ハッキリ言って「初心者向け」教材で挫折しないです。

なので、この記事を読んでくれている人でレベル3の人は少ないと思います。

もし難しいと感じていたら、もはやPHPで悩んでいるのではないかもしれません。

PHPを学んだけど、なんか、ウェブサイト作ろうと思ったら膨大すぎて大変だと思っているか、セキュリティ上安全か判断がつかないという高度な悩みかもしれません。

また、プログラミングをやってきた分野によっては、HTMLやCSSがわからない場合もありますね。そんな時は、レベル1の教材を使ってさらっとやったり、レベル2のドットインストールで学ぶのもよいと思います。

ドットインストールは全くの初心者にはおすすめできませんが、短い動画でテンポよくインプットできるので、このレベルになって足りない技術を補填するのには良い教材です。

最初に行うべきステップ

このレベルの人は、PHPを学べる書籍などでさっさと習得してしまいましょう。

変数や制御構造、クラスなどすでに習得済みの言語にもあった概念であれば、記述の仕方を学ぶだけで済むため、非常に速く習得できます。ただし、足りなかった知識はちゃんと学んでおきましょう。

特にC言語にはクラスはないですのでしっかり学んでおきましょう。

おすすめの教材

正直何でも良いと思うのですが、レベル2のように動画で学んでもよいと思います。

動画がなくとも書籍で足りない部分を補完しつつ学んでいけるかと思います。

おすすめの書籍はこれです。

  • 独習PHP 第3版

丁寧に説明されており、演習もついており、独習に向いていると思います。

ただ、まったくの入門書と比べると、PHPをより理解できるようにという意図で専門用語やほかの言語のことなども説明してくれているので、やや分かりにくい面も。

例えば、データ型の説明をするのに、JavaやC#などのプログラム言語と比較してくれてたり。それらの言語がわからなければスルーでいいでしょう。

完全に理解できなくても問題ありません。

  • 気づけばプロ並みPHP 改訂版–ゼロから作れる人になる!

こちらは、文法を順番に学ぶのではなく、ショップを題材に、サイトを一つ作ってみる形の参考書です。一通り文法を学んだあと、伸び悩んでいたら、一つサイトを作り切ってみるとよいでしょう。

PHP初心者を卒業したら

PHPが理解できたら次に学ぶべきものとしてフレームワークがあります。大規模なウェブサイトを作るうえでは、ゼロから自分で組む必要はありません。

楽をできるということもありますが、逆に自分でなんでも作っていくと、セキュリティ上に弱点が発生したり、効率が悪い作り方になっていったりします。

まずは、laravelというフレームワークの勉強に進むのがよいでしょう。

また、Webページに動きを持たせるために、Javascriptというブラウザ側で動作させるプログラム言語が使われます。この言語も学ぶとよいでしょう。

まとめ

今回は初心者向け教材での挫折を避ける方法を紹介しました。

  • 挫折の原因は教材作成者側にもあった
  • 初心者は実は3つのレベルがある
  • レベルによって最適な教材が違う

プログラミングに限らずですが、基礎がしっかり理解できないままだと、挫折しやすくなってしまいます

何をやっているのか分からない作業を続けるのは、非常に苦痛でもありますし、がんばって自分のレベルに合わない勉強しているのは、時間がもったいないです。

「自分には合っていない」と感じたら無理せず、今回の記事も参考に、教材を変えてみてください。

なお学習する中で独学では厳しいと感ていたら、スクールを利用するのも手。

僕のほうでも、プログラミング講座を開講しています。

ひとりひとりのレベルと希望に合わせて指導していくスタイルなので、もしサポートが必要だと感じていたら見てみてくださいね。

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『稼げるプログラマ育成講座』はレベル3の人向けになっています。初心者向けの講座も準備していますので、しばらくお待ち下さい。

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