実績のない在宅プログラマはクラウドワークスとランサーズどちらが稼ぎやすい?徹底比較

仕事
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経験が少ない時期は、在宅プログラマの仕事は限られてしまいます。

そんなときに仕事を取りやすいのがクラウドソーシングサービス。

クラウドワークスとランサーズの2社が有名ですが、どちらが良いか、数字をもとに徹底比較していきます。

実際にどんな仕事があるかも解説していくので、「クラウドソーシングで実績を積もう」と思う方はぜひ参考にしてください。

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未経験の在宅プログラマはクラウドワークスとランサーズのどちらが稼ぎやすいか徹底比較

クラウドワークスとランサーズのエンジニア案件数と報酬を比較した一覧がこちらです。

【クラウドワークスとランサーズ案件数と報酬比較】

 クラウドワークスランサーズ
5,000円以下2210
5,001円~10,000円2414
10,001円~50,000円4617
50,001円~100,000円2316
100,001円以上~300,000円3076
それ以上4026
メンバーと相談46なし
時間給16617
合計247776

【比較条件】
・クラウドワークス:「システム開発」「アプリ・スマートフォン開発」「ハードウェア設計・開発」
・ランサーズ:「システム開発・運用」
*2020年7月11日の求人数をもとに算出

結論から言うと、おすすめはクラウドワークスです。

その理由を説明していきます。

初級者・中級者向きはクラウドワークス

経験が少ないプログラマが実績を積むのに向いているのは、クラウドワークスです。

案件数はパッと見るとランサーズが多そうに見えますが、よく見るとランサーズは時間給や常駐案件が多い

こういった案件は即戦力になる人を求めるものがほとんどなので、経験が少ないプログラマには向きません。

ちなみにクラウドワークスは常駐案件を禁止しているため、掲載がありません。

またランサーズは10万円以上の案件が多いですが、高額案件は通常、難易度が高い。

こういった点から、ランサーズはクラウドワークスと比べ、初級・中級者向けの案件が少ないといえます。

なぜランサーズは常駐案件が多いのか

では、なぜランサーズに時間給・常駐案件が多いのか。

理由のひとつとして、グループ会社の存在があります。

ランサーズのグループ会社には、ランサーズエージェントという求人サイトを運営する企業があります。

ランサーズエージェントはエンジニア・デザイナー向けのフルタイムの仕事を紹介しています。

ランサーズエージェント

ランサーズエージェントのエンジニア案件は、基本、常駐案件。

ランサーズ上にはこのランサーズエージェントの案件も掲載されるので、自然、常駐案件が多くなるのです。

なお時間給・常駐案件の報酬目安は、2000円~3000円あたり。2000円台半ばが多いですね。

常駐案件の場合には月に20万~30万からですが、60万以上のものも。

勤務日数は週3~5日あたりです。

やはり、スキルと経験、実力によって報酬は大きく変わってきます。

需要が高いプログラミング案件をチェック

では具体的にクラウドソーシングには、どのような案件があるのか。

クラウドワークスでは、「システム開発」「アプリ・スマートフォン開発」「ハードウェア設計・開発」の3つのカテゴリにプログラマ向け案件が登録されています。

10万円以下の小さめのエンジニア案件の内訳は、次のとおり。

(ハードウェア設計・開発の仕事はゼロでした。)

【クラウドワークスのエンジニア案件内訳】

 システム開発アプリ・スマートフォン開発
5000円以下220
5001円~10000円246
10001円~50000円465
50001円~100000円232

圧倒的に求人数が多いのは「システム開発」ですね。

「システム開発案件」で10万円以下の仕事を内容別に分類してみると、次のようになりました。

【クラウドワークスのシステム開発案件の詳細】

案件の種類件数
Webサイト系32
スクレイピング系17
システム開発16
SNS系11
講師6
そのほか33

円グラフにすると次のとおり。

Webサイト系の仕事が最も多いのが見て取れます。

クラウドワークス・システム開発案件詳細

*上記表・グラフは2020年7月11日のデータをもとに作成

それぞれの項目について、具体的な仕事内容と必要なスキルを解説していきます。

Webサイト系

仕事の内容:WebサイトやECサイトの構築・修正・相談
使える知識:HTML/CSS/JavaScript/Wordpress/PHP

ワードプレスやECサイトの構築、サイトの修正、あるいは困った部分を助けてほしいといった仕事になります。

どんな仕事があるか、仕事の内容と割合を計算してみました。

【Web系案件の仕事の詳細と割合】

こまった助けて31%
サイト作成
(通常のサイト・会員制サイト・ECサイトなど)
25%
ワードプレステーマ変更13%
Mallento13%
サイト修正6%
そのほか13%

意外と「相談したい」とか「困ったから何とかしてほしい」といった仕事が多いですよね。

相談事項には、たとえば「速度を早くしたい」とか「サーチコンソールのエラーを何とかしたい」「サーバー移行で困っている」などがありました。

クラウドソーシングだと、ちょっとした悩みを気軽に相談しやすいのかもしれません。

単価は低いものの、知識があれば時間をかけずにできるものもあります。

実績につなげられるので、できそうな案件は積極的に取っていきたいですね。

スクレイピング・抽出系

仕事の内容:オンライン上からデータ抽出・加工
使える知識:PHPなど

次に多かったのはスクレイピング・抽出系

スクレイピングとは、特定のウェブサイトから情報を抽出することです。

顧客情報やアマゾンなどECサイトの情報を取るといった案件が見受けられました。

取得したデータを加工・表示するツールやサイトの作成がセットになる案件もあります。

SNS系

仕事の内容:SNSへの自動反応・自動投稿
使える知識:Rubyなど

SNS系は、自動で「いいね」をつけたりフォローをつけるツールなど。

インスタグラム案件が多めながら、TIKTOK用などもあります。

システム開発

仕事の内容:自動化・業務効率化のためのツールやシステム開発
使える知識:VBAほか各種

VBAマクロを作るという小さいものから、FXや株など投資系ツール業務自動化システムなどがあります。

マクロ作成は単価が安めながら、小さい案件が多いので、実績作りにはよいですよね。

法人案件はその後に大規模な案件につながる可能性があるので、小さめの案件であっても、手ごわいライバルがいたりします。

依頼者も応募者も法人、といった案件も見受けられます。

こういったプロ向けのシステム案件は、ライバル数が少なくても、仕事を取るのは難しいでしょう。

講師

プログラミングを教える、という案件もあります。

掲載されている時給だけ見ると、時給3000円以上だったりと、悪くありません。

ただし講師業は注意が必要です。

教える時間だけを業務時間としてカウントし、時間外に行うサポートは報酬がなかったりする案件もあります。

プログラミングに限らずいえることですが、受ける場合には、事前に時給に含まれる作業など、条件を確認しておいたほうが良いでしょう。

そのほか

カテゴリー化しにくいものが色々あり、すべて「そのほか」に分類しました。

Oracle系やUnityの知識が必要なものなど、色々です。

これまでの知識や経験が生かせるものがあれば、ねらい目ですね。

まとめ

クラウドワークスとランサーズの比較をし、また個々の案件について紹介しました。

  • 在宅プログラマが使うならクラウドワークスが良い
  • ランサーズは時間給・月額報酬案件が多い
  • 求人が多い仕事にはWebサイト系やスクレイピング系などがある

まずは小さめの案件から受けて、実績と自信をつけていきましょう。

なお別の記事にも書きましたが、クラウド系は競争が激しいので、可能であれば知り合いから仕事をもらうのも手。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

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