こんにちは。
ワードプレスによらず、ツールやソフトなどは新しいバージョンを使ったほうが快適で安全です。とくに、ウェブに公開するものは、セキュリティのリスクを減らすために最新版を使うべきです。
しかし、中には不具合やプラグインや他のツールとのバージョンの不整合のため、古いバージョンを使わなくてはいけないこともあります。
この記事では、ワードプレスのバージョンを簡単に、安全にダウングレードする方法を紹介します。
ワードプレスのバージョンをダウングレードする(下げる)方法
安全にダウングレードするにはプラグインを使おう
ワードプレスのソース一式をダウンロードして、FTPソフトでサーバーにアップロードする方法もあります。しかし、設定ファイルやコンテンツファイルなどをアップロードしまうと、消えてしまったりと問題も起きます。
安全にダウングレードするためには、必要なファイルだけを更新してくれる仕組みを利用したほうが良いです。安全なだけでなく、簡単です。
ワードプレスであれば、プラグインを使うのがおすすめです。
この記事では、「WP Downgrade | Specific Core Version」というプラグインを使ってダウングレードする方法を紹介します。
WP Downgrade | Specific Core Versionを使ったダウングレード手順
プラグインのインストール
ワードプレスの管理画面左側メニューで、「プラグイン→新規追加」を選択します。
キーワードに「wp downgrade」と入力すると、「WP Downgrade | Specific Core Version」が検索結果に表示されますので、「今すぐインストール」をクリックします。
インストールが終わったら「有効化」をクリックして、有効にします。
ダウングレードの設定
インストールと有効化がすんだら、次にダウングレードするバージョンを設定します。
左側メニュー「設定→WP Downgrade」を選択してください。
右側に設定画面が表示されますので、Target Versionに戻したいバージョンを入力し、「変更を保存」をクリックして確定します。
バージョンの一覧ですが、ワードプレスのバージョン別ダウンロードページに一覧が表示されています。
ここでは、5.3.2 にダウングレードしてみます。
Target Versionに5.3.2と入力、「変更を保存」をクリックすると、下に「Up/Downgrade Core」 ボタンが表示されます。これで準備は整いました。
ダウングレードを実行するには「Up/Downgrade Core」ボタンをクリックして次の画面に進みます。
ダウングレードの実行
前の手順で「Up/Downgrade Core」ボタンを押すと、下図のように見慣れた「WordPressの更新」画面が表示されます。バージョン名が狙ったバージョンになっていることを確認してください。
問題なければ「今すぐ更新」をクリックします。
バージョンによっては、データベースを更新する必要があります。
といっても下図のように、「WordPressデータベースを更新」をクリックすれば更新してくれます。
更新が無事終了したら「続ける」で進みます。
バージョン紹介が表示されれば、ダウングレード完了です。
補足：通常の自動アップグレードに戻したいとき
設定ページの下に小さく表示されていますが、通常の自動アップグレードにしたいときは、「WordPress Target Version」を空欄にして「変更を保存」すると良いようです。
プラグインを「無効」にしたり、アンインストールしても良いと思いますが・・・・
また、同じバージョンをもう一度インストールしたいときは、一旦違うバージョンを「Target Version」に設定して「変更を保存」して、もう一回「Target Version」にバージョンを入れてください(と英語で書いてあります。僕は自動インストールをとめておきたいため、試してません^^;)
まとめ
この記事では「WP Downgrade | Specific Core Version」というプラグインを使ったワードプレスのダウングレード手順を紹介しました。
FTPを使ってファイルを転送する方法もありますが、プラグインを使うと、作業が自動化されており簡単にでき、また、手順を間違えて記事や設定を消してしまったりするリスクが少なくなります。
補足
あと、この場合に限ったことではないですが、作業をする前にはバックアップを取るようにしてください。いざというときはめったにありませんが、たまに起こりえます。
いざというときが来なければ、バックアップファイルを使った普及の仕方はまだ知らなくてもよいですし、古いバックアップファイルは消してしまっても良いですが、バックアップ癖をつけましょう。
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